2F - NOW OR NEVER -

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2013年1月14日月曜日

OLD MILITARY COTTON CANVAS PANTS




 



 
 本日、成人の日を迎えた方も多いと思います。

 今日は生憎の大雪ですが

春ももうすぐ近くまで来ています。

 冬至もとうに過ぎ、

これから春分の日に向かって

昼の長さもどんどん長くなっていきます。













 今日は、年代の古いCOTTON CANVAS地の

ミリタリーPANTSの紹介です。




                           

                                     「その壱」




 SOLD

 40's W.W.II U.S.MARINE ACADEMY(U.S.M.A.) COTTON CANVAS PANTS







 COLORはWHITEになります。

 素材は厚手のCOTTON CANVAS地です。

 SIZE表記は確認できませんが、

実寸でW32×L30の需要の高い

GOOD SIZEになります。

 PANTS自体のシルエットは、ストレートで

太めの無骨なスタイルとなります。





 フロントフライは、ボタンフライになり、

 ガスフラップの様な比翼の付いたスタイルです。








 

 各ボタンは、U.S.M.A.の刻印と

月桂樹の模様の彫りが入る、カッパーのような素材の

メタルボタンが使用されています。









 
フロント ウエスト部
 
 
 
 


 
バック ウエスト部







 ウエスト部には、ベルトループが付かず、

サスペンダーボタンのみが付きます。

 また、バックウエスト部のセンターには、

V字型の切れ込みが入り、前かがみになった際等にも

動き易い、ミリタリーアイテムならではの

機能性の高いディテールです。









 

 ポケットは、コインポケットのみの仕様です。

 コインポケットの形状が非常に面白く、

ウエスト部ギリギリのラインに、湾曲した縁の付く

スタイルになります。

 元々、米軍の中でも特に過酷な部隊とされるU.S.MARNIE CORPSの

軍仕官候補生の学校であるU.S.MARINE ACADEMYですので、

その内容は非常に過酷であり、

このように、無駄な物は付けず、

必要最低限の機能のみというのも、REAL CLOTHINGの証ではないでしょうか。













 PANTS内側の、擦れ易い股部の箇所も

上画像の様に、2枚生地となっており、

補強されています。

 このようなディテールからも、

本気のトレーニングウェアであったことが解かります。












 腰裏部には、PANTSを製造したBRANDのタグが付きます。

 タグ下に、REG.U.S.PAT.OFFと入ることからも

40’s頃のアイテムである事が解かります。









 BRAND タグ下には、

CADET STORE ”WEST POINT”のNAME TAGも残っています。












 状態は、各メタルボタンの欠損も無く

多少の薄汚れは有りますが、

WHITE地のPANTSとしては非常に良好なコンディションです。

 CADET物自体、アイテム問わず数は少なく感じますが、

特に今回の1点の様なPANTSは非常に希少になります。

 実際、個人的には初めて見ました。

















                                    「その弐」




 税込:¥29400-

 1890’s U.S.NAVY COTTON CANVAS PANTS







 まず見掛ける事の無い

1890年代の米西戦争時のU.S.NAVYのPANTSになります。

 米西戦争は1898’sにアメリカ合衆国とスペインの間で起きた戦争です。

 アメリカ海軍の軍艦爆発を機に

アメリカとの戦争に突入した結果スペインは敗北し、

カリブ海および太平洋のスペインの旧植民地に対する

管理権をアメリカが獲得した1898’s~1902’sまで続いた戦争になります。




 COLORはWHITEです。

 素材は、厚手のCOTTON CANVAS地になります。

 SIZE表記は確認できませんが、

実寸でW30×L30になります。

 裾に掛けて、程よくかかったテーパードが特徴的で

細身の綺麗なシルエットのPANTSになります。

 各ステッチは全てシングルステッチのみで

縫製されており、年代の古さを感じます。










 フロントフライは、ボタンフライになり、

こちらも先の1点目同様にガスフラップの様な形状の

比翼の付くスタイルになります。

 フロントフライのトップはフック式になります。








 各ボタンは、一見、何かの骨や角から作られたように見える

鋳物のようなざらつきのある、2穴のボタンを使用しています。





 PANTSフロント部は、スラッシュポケットが両前身頃に付き、

ウエスト部は、ベルトループが付かず、

サスペンダーボタンのみの仕様です。








 スラッシュポケットの形状もポケット口に間隔が有り

非常に独特なスタイルのポケットです。








 バックもフロント同様に、

ベルトループが付かずサスペンダーボタンのみの仕様です。

 バックポケットは付きません。

 また、センターにはバックストラップが付きます。







 
 
 バックストラップは、金具のバックルの付かない
 
掛けボタン式のスタイルで、
 
バックルをまだ、使用する以前の物であることの解かる
 
非常に希少なディテールです。
 
 また、PANTSのセンターは、深くV字状にカットされた、
 
非常に独特なスタイルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 状態は、使用感こそ有りますが
 
WHITE地の物としては汚れも少なく、
 
ボタン等の欠損もありません。
 
 年代を考慮しましても、100年以上前のものとは思えない
 
非常に良好なコンディションになります。
 
 
 
 この年代の物自体、まず見掛けることは有りません。
 
 史料的価値も非常に高く、大変コレクタブルな1着です。
 
 WHITEベースの戦闘服でさえ、なかなか見付からない中、
 
これ程古いものは本当に見付からないものであり貴重です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今回紹介致しました、2点共に
 
年代の古い、ミリタリーのWHITE COTTON CANVAS地のPANTSになります。
 
 それぞれ、特徴的なディテールを持っており、
 
まさにREAL CLOTHINGと呼ぶにふさわしい
 
非常に貴重なPANTSです。
 
 
 
 
 
 
 
 お好きな方、探されていた方いかがでしょうか。
 
 また、SAMPLEとしてのデザインソースという意味でも
 
重宝するものとなります。
 
 ただ古いという事だけではなく
 
戦闘服としての命に関わる重要な機能美をも持ち備えたものです。
 
 デザインの上でも「核」となるディティールを持っている2本のPANTSです。
 
 
 
 
 
 
 
 よろしくお願い致します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
NOW OR NEVER
営業時間:12:00〜20:30
166-0003 東京都杉並区高円寺南4-24-2春口ビル2F
phone:03-3317-7707